(エジプト観光3日目)

4月6日(金)
空路カイロへ、カイロ市内観光
モハメッドアリモスク
 5時15分モーニングコール、6時15分ホテル出発、7時15分ルクソール空港離陸、7時45分カイロ空港着陸
最初に、エジプト近代化の基礎を築いたモハメッドアリがイスタンブールのモスクを真似て1857年に作ったというモスクに入った。銀色に輝く外装も美しく、照明に照らされた金ぴかの内装も豪華で立派だったが、イスタンブールの2番煎じの感も否なめない。外の庭からのカイロ市街の展望が広々として気持ち良かった。ここの時計台は、ルクソール神殿のオベリスクと交換でフランスから贈られたもので、ガイドさんは「一度も動いたことのない時計台」とこき下ろしていた。
 昼食前に街中のバザールを1時間散策した。最後にエジプト綿の布を買おうかと値段を聞いたら日本国内よりも高いことをいう。半値にしろといったら、友達だから両者の平均にしようという。いやだと言って歩き出したら、追いかけてきてこちらの言い値でいいよと言う。要らないと言って逃げると1/3の値でいいと言って更に追いかけてくる。本当の相場はどれぐらいなのだろうか?

価格不明のカイロバザール

 最後は本日のハイライトのカイロ考古学博物館に案内された。あまり大きな建物ではないが、2階建ての建物の全体に先史時代から古・中・新王国時代、グレコローマン時代にかけての繁栄を示す数々の遺跡や宝物が所狭しと展示されていた。ツタンカーメン王の黄金のマスクが一番有名だが、2階の半分ぐらいがツタンカーメン王の墓からの輝くばかりの出土品で占められていて多くの観光客を集めていた。ルクソールにあった王家の谷の墓の中では、18才で死去したツタンカーメン王の墓は一番小さい方で、小さいが故に唯一盗掘をまぬがれたと聞いた。もっと権力を誇った他の王様の副葬品がもし残っていたら、今我々はどんな物を見ることが出来るのだろうかと想像するのも難しい。

ツタンカーメン王の黄金の棺


黄金のマスク

 2階には、歴代王のミイラの現物を展示してある部屋もあった。あまり気持ちの良い見物ではなかったが、金色の髪の毛や生前の頬の傷痕までがきれいに残っているミイラ作りの技術にも感服させられた。
ホテルに早めに着いて、夜の出発に備えて早々に就寝した。
 
 



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