(トルコ観光2日目)

3月29日(木)
空路アンカラへ、アンカラ市内観光、バスでカッパドキアへ
 アンカラ空港では、テレビの世界ふしぎ発見で報道されたという「伸びるアイスクリーム」を探し求めて試食したが、たいして伸びもしないし、きつい甘さの残る不味い代物だった。
 ホテルを6時30分に出発したので、9時前にアンカラ空港に到着し、午前中はアンカラ市内観光ができた。
 最初はアタチュルク宮殿。現在のトルコを再建して57才で逝った功労者ムスタファ・ケマルをアタチュルク(トルコの父)と呼んで、崇め奉っている宮殿である。彼の遺品などを並べた博物館ともなっており、これを見るとケマルの偉大さが良く分かってくる。トルコ各地から団体さんが参拝に来て、兵士の先導で花輪を奉納する儀式が毎日数回行われるとのことである。今の日本にもこんな傑出した人物が欲しいものだ。宮殿内は広く各所で不動の衛兵が守っていた。

アタチュルク宮殿


花輪を奉納するお上りさんの団体

世界最大の考古学博物館・アナトリア文明博物館を案内してもらった。旧石器時代からのアナトリアの発掘物や、アッシリアからの出土品、ヒッタイト人石像などの現物を系統的に展示されており、この地方の歴史の深さを思い知らされた。

アナトリア文明博物館入口


ガラスケース内の慈母神像

 カッパドキアまでの途中で、トウズ湖とキャラバンサライ(隊商宿)に立ち寄る。
トウズ湖には流れ出る川がなく塩分濃度の高い塩湖になっている。砂浜は析出した塩の結晶で真っ白で美しかった。拾って口に入れると甘みのあるまろやかな味がした。歩いた後は靴が塩だらけになり、運転手はバスに乗り込む人の靴をブラシで掃除した。

大きな塩の結晶


塩で真っ白なトウズ湖畔

 キャラバンサライは、シルクロードを通る隊商が売り上げの一部を納める代わりに自由に泊まれた宿でモスクやトルコ風呂まであったとのことだが、あちこちにこの遺跡を見ることができて、シルクロードの大きさを感じた。道の後半には東の方に雪をかぶった美しい山々がずっと見えていた。

道すがら見えていた美しい雪山

 カッパドキア入口でラクダ石などの奇岩群が見えた。「明日はもっとすごいよ」と言われて期待に胸が膨らむ。

なるぼどラクダだ!

 宿泊は奇岩渓谷の一つゴメダ渓谷の上のホテル。ホテルで使う卵や鶏肉の材料は、野放しで飼育している。


ホテルの養鶏場


3月30日へ



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